診察の流れ

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はじめに

診察の流れ

すぐに治療を始めるのではなく、まずは、お口全体の精密検査を行います。その際、お口の症状を患者さんにもご理解いただけるよう、当院では”共診断”という手法を用いて記録していきます。ただし、痛みがある場合には、応急手当もしくは緊急処置で速やかに対処しますので、ご安心ください。
応急手当や精密検査のあとは、歯科医療に対する当院の考え方や治療方法をご説明したり、治療の進め方などについてご相談したりする時間を設けます。そして、患者さんに十分ご納得いただけたあとに、予防と治療の長期的な計画を作成し、実行に移していきます。

診察の流れ1〜3診察の流れ4〜7
1.電話にて予約

まずは、患者さんのご都合のよい日時をご予約ください。

2.初診・デンタルインタビュー

最初に、しっかりとお話を伺わせていただきます。
応急処置が必要な場合は行い、その上で、なぜそうなったかを一緒に考えます。
お口全体の診査の必要性を理解し、認識していただきます。

3.総合的な検査と診断(EXAMINATION)

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病状を正確に知るために、まずは詳しい検査を行います。状態によって検査項目は変わりますが、アメリカ・フロリダ州のパンキー研究所の検査項目に準処し、次のような検査を行います。

●スタディモデルの作成

スタディモデルとは、正確に取った歯型をあごのシミュレーターにつけた模型です。これによって、噛み合わせの関係や、歯および歯周組織の状態等を立体的に把握し、診断や治療計画のご説明に使用します。

●X線写真

全顎18枚法、パノラマレントゲン、顎関節規格写真、セファログラムなどを撮影。1本の歯に対して、方向や撮影法を変えて3枚のX線写真を撮影し、立体的な診断をします。また、CT撮影が必要な場合は、提携病院などに依頼しています。

●口腔内診査

歯周病検査、口腔内精密診査など。診査結果を記録する際には、患者さんにも記録内容がわかるように読み上げる、「共診断」という手法を用いています。

●その他(必要に応じて行います)

顎機能検査、触診、口腔内写真など。

※検査診断費用は通常約¥25,000です。

4.治療計画・説明・相談

検査結果をもとに、歯科医療に対する当院の考え方や治療方法、治療の進め方などについて、ご説明・ご相談を行います。

5.予防プログラム

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予防を習慣化するためのプログラムは、通常、1回1〜1.5時間の内容を、治療に入る前に3〜5回行います。歯科医療の核となるものなので、むし歯や歯周病などの治療中はもちろん、治療が終了してメンテナンスの段階に入ってからも、適宜行っていきます。
むし歯や歯ぐきの病気は、普通の歯みがきや市販されている歯磨剤だけでは、その進行を止めることはできません。ですが、1日1回、本当に正しい清掃を行えば、歯の健康を維持することが可能です。歯科の専門的なプログラムによって、永続性のある予防習慣をご提供したいと思います。

6.総合治療

総合的な診断のもと、患者さんの症状に合った治療をスタートさせます。場合によっては、専門医と協力しながら、下記のような治療を包括的に行っていきます。

●むし歯治療(歯髄保護治療)
●根の治療(根管治療・歯周組織保護)
●歯周病治療(歯周組織保護・再生治療)
●矯正治療(機能矯正・生発達矯正・成人矯正・舌側矯正・外科併用矯正)
●噛み合わせ治療・修復治療(メタル・セラミック・義歯など)
●その他、リハビリテーションやインプラントなど
7.定期健診

きちんと治療しても、口腔内の細菌がゼロになる訳ではありません。また、歯の被せ物は”丈夫な包帯”ではありますが、その包帯の下に菌が進入してしまうと、包帯の下の歯や歯の根は、再び問題を起こしてしまう可能性があります。
問題が起こる前にチェックして早めに軌道修正することが、予防歯科の最も重要な柱であり、そのために必要となるのが定期健診なのです。
定期検診は、通常6か月に1回程度を推奨しています。お口全体の精密なチェックを行い、必要に応じてブラッシングの復習やクリーニング、予防処置、噛み合わせの調整などを行います。1回の所要時間は、1〜1.5時間程度です。

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