歯がなくなったときにはインプラントという手段があります
インプラントは「歯を失ってしまったときに行う治療」というのが基本理念で、歯が残っている場合には安易に抜かず、歯を活かす方向で治療を行います。当院では、インプラントを行うケースや頻度は多くありませんが、必要に応じて適宜行うために、日々技術を研鑽しています。
インプラントとは?
失ってしまった歯を元の状態に戻すには「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つの治療方法があります。
インプラントは、あごの骨にチタン製の人工の歯根を埋め込み、それを土台にして人工の歯を装着する治療方法です。隣の歯を削らないので、入れ歯やブリッジのように、ほかの歯に負担がかからないことがメリットのひとつ。また、見た目の美しさや機能性にも優れた最新の治療法です。
従来、入れ歯では食べづらかった硬いお煎餅なども、インプラントにすると、バリバリと美味しく食べることができます。また、食べ物のカケラなどが詰まったり挟まったりする心配がないので、嫌な痛みもありません。
さらにインプラントは、普段と同じように歯を磨いておけば、口臭に悩まされることもありません。見た目も自然の歯と変わらないので、大きな口を開けて笑うことにコンプレックスを抱くような心配も不要です。
- 何でもよく噛める
- 入れ歯のような不快感がない
- ブリッジのようにほかの歯を削る必要がない
- ほかの残っている歯を守ることができる
- 見た目も美しい
インプラント治療の流れ
現在の状態でのお困り事をお伺いし、インプラント治療によって改善できることや、期間・費用の概略などについてご説明します。
診断に必要な歯型・レントゲン写真・現状の歯の写真など、診断に必要な資料の作成や検査を行います。また、インプラント治療の成功には、口内環境の良さが重要ですので、全体の歯周病の状態・周辺の歯の状態などの検査も行います。
診断結果に基づいて、治療計画・治療の流れ・期間・費用・リスクや治療後の保証・治療後のメンテナンスなど、一連のことを詳しくご説明します。
本数によって異なりますが、30〜60分程度で終わります。ただ、手術前に、お口の中の細菌を減らすために口腔の徹底的な消毒を30分ほどかけて行います。
当日はゆったりと過ごすに越したことはありませんが、日常生活に大きな制限はありません。お仕事を休む必要もほとんどありません。
上あごの場合は4〜6か月、下あごの場合は2〜3か月を目安に安静を保ちます。
埋入したインプラントにアバットメント(接続部品)を装着し、最終的に使用していただく人工歯の製作に入ります。なお当日は、仮歯を装着して帰ることができます。
最終的な人工歯を装着します。
歯がキチンと機能しているか、頬などを噛むことがないか、話しにくくないかなどをチェックすると同時に、歯みがきの仕方も指導します。
術前に歯周病の治療をします
インプラントは人工歯根なのでむし歯にはなりませんが、インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病に感染する可能性があります。たとえインプラントが成功しても、周りの歯が歯周病にかかっていると転移してしまい、今度はインプラントを失ってしまう危険性が高くなります。
「口の中はひとつの臓器」と考える当院では、インプラント治療の前に口内の健康を検診し、歯周病がある患者さんの場合には、先に歯周病の治療をさせていただきます。
インプラント治療の成功は、まず、歯を失う原因ナンバー1の歯周病を、しっかり治しておくことにかかっています。そうすることが、インプラントを安定させ、長年使うためのベースとなるのです。
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カウンセリングを行っております.
当院では、患者さんの将来も見据えたオーダーメイドの治療計画で、根本的に歯の健康状態を改善します。
まずはお気軽に、お悩みをご相談ください。
セカンドオピニオンも受け付けております。
診療時間 | 月 | 日 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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14:30〜18:30 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
△ :土曜日は 17:00 まで