食べ物と病気

食べ物と病気

院長紹介

偏った食事や単調な食生活を送っていると、体調不良やさまざまな病気を引き起こすことはよく知られていると思います。栄養学や食育を学ぶことは、そういったことをさらに詳しく知り、食べ物が私たちの健康に密接に関係していることを実感することにつながります。

現代医学において、食べ物と病気の具体的な関係が証明されたのは、鈴木梅太郎博士によるオリザニン(チアミン…ビタミンB1)の発見に前後した、ビタミンの発見が始まりでした。

食べ物に含まれる特定の栄養素の欠乏が病気の原因になることが報告され、「ビタミン」の概念が生まれ、その後、多くのビタミンやビタミン様物質が発見されたのです。

安易に薬に頼ることは要注意

ビタミンの発見とビタミン欠乏症という病気の解明は、「栄養素」を「薬」として抽出・精製したところに特徴があります。これによって「サプリメント」という文化が生まれました。

食べ物や食べ方に関係なく、病気予防に「サプリメント」を摂ることは間違っていないのかもしれませんが、安易に「薬」に頼ることはいかがかなと思います。

学んだことを患者さんに還元

現在の医学や科学で判明していることは、事実のほんの一部です。現時点では医学的に正しいと思われていることも、後年に否定されることも少なくありません。それだけに、新薬や新しい治療法に対しても、慎重に判断する冷静さが必要ではないかと考えます。

「薬に頼らない健康法」と「効果的な薬の使用法」については、今も勉強を続けています。そしてこのことは、私が現在行っている「治療に頼らない歯科治療(自然治癒)」と「効果的な治療の実

践(保険診療の枠にとらわれない治療=自由診療)」にも通じるところがあるようにも思います。

こうした勉強が「ただの知識」にならないよう、日常臨床で活用していきたいと心がけています。

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