力のコントロール

力のコントロール

インプラント●歯周病治療の残りの1%は力のコントロール

歯周病治療の99%はプラークコントロールとご説明しました。それでは、残りの1%は何でしょうか。それが「歯にかかる力のコントロール」です。

局所の免疫を低下させ、歯周病を悪化させる大きな原因の一つが、歯にかかる噛み合わせの異常な力だと考えています。この、歯にかかる異常な力をコントロールすることで、歯周病の悪化を防ぐことができると考えます。

1.咬合調整

噛み合わせのバランスが崩れ、特定の歯が強くぶつかっている場合、バランスを取るために噛み合わせ面を少し削ったり、足りないところに足したりします。

2.スプリント(連結固定)

歯周病が進行して、単独の歯では動揺(グラつき)が大きく、食べ物を噛むといった機能が果たせない場合、何本かの歯をつなぐことで機能するようにします。治療期間中は、歯周組織の回復に従って歯が移動しますので、その動きを妨げないよう仮連結し、何度も調整します。

歯周病の初期治療が終了し、診断の結果、永久的なスプリントが必要だと判断した場合には、歯の裏側から接着剤で止める方法や、ピンレッジという小さな金属の詰め物で連結する方法、被せ物で連結する方法など、さまざまな方法の中から最適と思われるものを選択します。

※顎関節症治療などで用いられるオクルーザルガードやナイトガードもスプリントと呼ばれていますが、それとは異なります(いろいろなタイプのものを勉強しましたが、ウエダ歯科では、このようなスプリントは使用しません)。

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